・ゴルフのサブスクがあるとしたら、どんな種類があるのかな?
とお思いの方、たくさんいらっしゃると思います。ボクも思いました。
結論からいいますと、現在のゴルフのサブスクサービスはまだまだ未発達ですが、他の分野と同じように大きな市場になると思います。
そこで本記事では2020年5月現在のゴルフのサブスクサービスをまとめ紹介しています。また今後くるであろうゴルフ業界のサブスク事情を予測してみました。
本記事を読んでいただければ、価値観の大きな転換期である現代社会において、ゴルフサービスの位置づけが理解でき、時代に乗り遅れることなく適応することができるでしょう。
Contents
そもそもサブスクリプションってナニ?
もしかしたら「サブスクリプションって何??」とお思いの方もいらっしゃると思います。簡単に説明すると以下のとおりです。
サブスクリプション方式はビジネスモデルの1つ。商品ごとに購入金額を支払うのではなく一定期間の利用権として料金を支払う方式。契約期間中は定められた商品を自由に利用できるが期間がすぎれば利用できなくなるのが一般的である。
引用:「Wikipediaより」
代表的な例でいえば、『Netflix』などの動画配信サービスでしょうか。完全にレンタルビデオ屋さんを街中から消しちゃいました。
また少し意味合いも変化し、食材を定額で定期的に送られてくるサービスなど、消耗品の分野にも進出しています。
日本の代表的なサブスク
あらゆる業種でサブスクが一般化してきています。「ミニマリスト」なんて言葉が浸透してきたり、「持たないニーズ」や「シェリングエコノミー」など所有しないことに価値があり、所有することをデメリットと感じる人が増えてきています。
代表的なサブスクはこんな感じでしょうか。
- 音楽 → Spotify、Amazon Music Unlimitedなど
- ドラマ、映画、アニメ → Netflix、プライムビデオなど
- 雑誌、書籍、マンガ → dマガジン、楽天マガジンなど
- 車、自転車 → KINTO、サイクループなど
- ファッション(洋服、バック、アクセサリー) → MECHAKARIなど
- 美容(コスメ、スキンケア) → BLOOMBOXなど
- 家電、家具 → CLAS、subsclifeなど
- 絵本、おもちゃなど → 絵本クラブ、トイサブ!など
- 住居、ワークスペース → ゼロcafe、ADDressなど
- 食品、お酒 → オイシックス、KURANDなど
- 外食、カフェ → always LUNCH、coffee mafiaなど
モノを買う・売るから共有・配信する時代になっちゃいましたね。また売るにしても、売り方を工夫しないと売れない時代。「モノ消費からコト消費」なんて言葉もよく聞きますが、改めてみるとホントに時代が変化してます。知らなかったですが、絵本や子供向けおもちゃのサブスクなんて秀逸ですね。子供が成長したら不要ですし、ニーズが高そうです。
個人的にいま注目しているが、これ。Amazonの『audible』。
電子書籍のサービスは競合他社がたくさんあるけど、「本を読むのではなく聴く」は他社にはないサービス。信じられないくらいAmazonがチカラが入れてます。サブスクの多くのサービスで1ヵ月の無料体験がついてたり、すぐに止めれるのも大きな特徴かもしれません。
ゴルフのサブスクを予測してみる
では、ゴルフ業界のサブスクをみてみましょう。
ゴルフクラブやウェアのレンタルサービスはありますけど、サブスクはまだまだ一般的ではありません。
今後、一般化するサブスク予測
- ゴルフクラブ
- ゴルフウェア
- ゴルフボールなどのゴルフ用品
- ゴルフコース
ゴルフクラブのサブスク
今後、確実に大きな市場になっていくでしょう。
だいたいゴルフクラブって高すぎです。ドライバー1本が定価7〜8万って、正気ですか??あのPS4だって3万、iPhone 11だって7万5千円ですよ。正直、価格と商品が釣り合ってないです。
売れないから高くなるし、高いから買わないし、悪循環ですよね。このままだと採算とれないから、クラブメーカーもナイキのように撤退するところが今後でるのではないでしょうか。
なので、毎月の定額で最新のゴルフクラブが使用できるって、メーカーにとっても消費者にとっても魅力的だと思います。
また子供向けのゴルフクラブのサブスクなんかもニーズありそうです。成長に合わせてクラブを利用できると、幼い頃からゴルフを始められ、ゴルフ人口の増加に貢献できます。
ちなみに日本とアメリカでゴルフクラブのサブスク、1件ずつ見つけました。
まずはアメリカからご紹介。
>>https://dollardriverclub.com/
ドライバーのみで、まだまだ種類も少ないですが、【1カ月、30ドルで最新ドライバーを使用できる】は魅力的ですね。
次に日本のGDOが運営するTRY SHOT。みなさん、ご存知でしたか?ボクは全然知らんかったです。
>>https://shop.golfdigest.co.jp/newshop/f/contentsid_tryshot
ドライバーからパターまで、ひと通り利用できます。けっこうスゴイですね、コレ。
ただGDOのトップページいっても、まったく紹介されてません。かなり深いところまでいくと見つけることができます。ドライバーだと「1ヵ月:4,980円」「3ヵ月:3,980円」「6ヵ月:2,980円」でクラブをレンタルすることができ、返却するか購入するかを選択できるそうです。だいぶサブスクに似たサービスです。最新ドライバーを1年利用して36,000円。かなりお得に感じます。
今はまったく脚光を浴びてませんが、そろそろ注目されそうですね。
ゴルフウェアのサブスク
これも近い将来登場するでしょう、ゴルフウェア。レンタルは存在しますが、サブスクはないですね。
ゴルフウェアって、独特でカッコイイ・カワイイのが多く、ゴルフコースに映えますよね。ただやはり少しお値段がお高め。正直、ボクには手が出ません・・・。なので、「ゴルフウェアはユニクロで」が合言葉のボクでも、ゴルフウェアのサブスクがあれば利用したいと思っちゃいます。ゴルフクラブの場合だと所有欲が根強そうなので、もしかするとゴルフウェアの方がニーズありそうですね。
コレもアメリカでは複数サービス開始されてます。
例えばこの【Swinger Box】は月額65ドルでゴルフウェア、ボールやティーなどが送られてくるそうです。ゴルフウェアはレンタルではなく、デザインもすべて運営側がチョイス。好みにあわなかったら返品して、新しいのが送られてくるシステム。
個人的にはレンタルじゃないのが好みじゃないです。これだとモノが増えますからね。サブスクのウリである「持たないニーズ」とマッチしていないのが残念です。
と思ったら、2020年11月に日本でもゴルフウェアのサブスクサービスが開始されました。
レディース専門ですが、これかなりニーズありそうですね。ゴルフに頻繁に行く方で、リーズナブルにおしゃれにコーディネートしたい場合、ドンピシャな感じです。
ボールなどのゴルフ用品のサブスク
これもニーズがあると勝手に思ってます。
例えばゴルフボールって何を使ったらいいか悩みませんか?
- 新品かロストボールか選べる
- 数も選べる
- もちろん定価よりも安い
- ボールソムリエみたいな人が個々にあったボールを提案してくれる
- 自分の希望 or おすすめ提案を選べる
こんなサービスで1スリーブでもいいから毎月送られてきたら、かなり楽しいと思います。
ゴルフボールのサブスク、アメリカにたくさんありました。
>>https://twoguyswithballs.com/tee-box-golf-ball-subscription-boxes/
ただどっちかというとAmazon定期便のような、定期的に自分の選んだゴルフボールが届くサービス。サブスクにするなら、もっとパーソナライズして欲しいですね。個人個人の志向をもっと吸い上げて、特化して欲しいです。そうしないと、サブスクにする意味がないです。
あと個人的には高額なレーザー距離測定器やGPSナビなどをサブスクで安く使用してみたいです。もうほぼ願望です、ボクの。
ゴルフコース利用のサブスク
さすがに会員権ビジネスはもう終了ではないでしょうか。
そもそもゴルフ業界、このまま行けば先細り・市場の縮小は確実といわれています。2001年には約1,300万人いたとされるゴルフ人口が、2019年は約670万人(『レジャー白書2019』より)。この20年で半分がゴルフから離れていってます。しかもゴルフ人口の5割が60・70代で、今後少子化で日本人の人口は減少していく。状況が厳しくなることは容易に想像できます。
なので、各ゴルフコースは生き残りのために、会員制の高級ゴルフコースとパブリックコースの差別化を進め、パブリックコースでは会員権に変わるサブスクが登場すると予想します。まずはアコーディアやPGMなどの大きなグループが実践するのか、新たなグループが登場するのか。単独のゴルフ場は生き残りは厳しそうですからね。
例えば「月3万円でグループ内のゴルフ場だったら3回行ってOK」などのルール決めが難しそうですが、10年後には広く一般化してそうです。
2020年5月29日追記
今回の記事は5月26日に書いたのですが、早速5月29日にこんなニュースをネットで見つけました。
コロナ疲れをリフレッシュ!ゴルフコース回り放題サブスク『ゴルホーダイ』月額18,800円 6月1日(月)スタート!
今後、続々とこんなサービスが増えてきますね。
現在利用できるゴルフのサブスク
実は一般化しているゴルフ関連のサブスクもあるんです。代表的な例はこの2つでしょう。
- ゴルフ雑誌
- ゴルフナビアプリ
ゴルフ雑誌のサブスク
コレはもう超有名ですね。完全に市民権を得ているでしょう。ゴルフ雑誌の他にも、たくさんの雑誌が読めますからね。ボクも利用していて、MUSTなサブスクの1つです。
もし「えっ、なにそれ??」って人がいましたら、下記記事をご覧くださいませ。
-
おすすめゴルフ雑誌は? 発売日一覧と電子書籍で安く読む方法を解説!
続きを見る
ゴルフナビアプリのサブスク
スマホのゴルフナビもたくさんありますが、現在、これが最強ではないでしょうか。
>>http://mapple-on.jp/products/golfnavi
月額360円でGarmin並みの機能が使えます。唯一の弱点はラウンド中にスマホでいちいち確認するのが面倒くさいところでしょうか。
ただApple Watchを持っていれば、コースレイアウトを表示させることも可能らしいので、時計型のGPSナビを買う前に試してみるのもアリかと思います。
ゴルフのサブスク時代、待ち遠しい
日本のサブスク事情、ゴルフのサブスクの今と未来を紹介してきました。
サブスク予測の細かい部分はハズレるかもしれませんが、ゴルフのサブスクは間違いなく流行ると思います。
なぜなのか?
それは時代の変化だからです。
時代の大きな変革の中にいると気づきませんが、いま第4次産業革命が進行中らしいです。内閣府のHPにもハッキリ記載されております。販売・消費などの経済活動からライフスタイルも変化し、超スマート社会が実現すると。
きっとゴルフをとりまく環境も大きな変化がくることでしょう。なので、近い将来一般化するであろうゴルフのサブスクを勝手に予測してみました。みなさんのゴルフの未来に、少しでも参考になれば幸いです。
このブログでは今後もゴルフ業界の新しい変化を積極的に発信していきます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。