・ゴルフ場への来場時の服装にも決まりがあるの?
・服装のマナー違反がよくわからない
初めてコースデビューする初心者や急に上司にいわれて参加する仕事先のゴルフコンペなど、ゴルフの服装マナーについて悩みをもつ方は多いのではないでしょうか。
そこで当記事では仕事でのコンペや1人予約、海外ゴルフなど多くのシチュエーションでラウンドしてきた筆者が、〈ゴルフの服装マナーの基本〉から、〈ドレスコードの理想と現実〉を経験談をまじえて解説します。
この記事を読んでいただければ、服装マナーの基本をマスターでき、シチュエーションに応じた対応策を理解できますので、ぜひご一読ください。
Contents
ゴルフの服装マナーはこれで解決!
ではまず服装マナーの基本を4つのポイントにわけて解説します。
服装マナーを気にしないとどうなるの?
服装マナーを理解していないと下の3つのようなことが起こります。
服装マナーに違反すると起こること
- 自分が恥をかく。恥ずかしい思いをする。
- 同伴者が不快な思いをする
- ラウンドさせてもらいない。追い返される。
ゴルフは「紳士のスポーツ」とよくいわれますが、その1つがマナーやエチケットにとても厳しいこと。自分が恥をかくことはもちろん、同伴者に不快な思いをさせてしまうことだけは絶対に避けなければなりません。
4時間〜6時間くらいを一緒に行動するメンバーです。険悪な空気で長時間ラウンドするのは苦痛ですからね。
ドレスコードが簡単にわかる3つの方法
この服装マナーに全ゴルフコースに統一ルールがあるのかというと、そうではありません。実は各ゴルフコースごとに独自の設定がされていて、コースによって違うんです。初心者にとっては嫌がらせに近いです。
この「わかりずらさ」が暗黙のルールとも呼ばれる原因かもしれません。しかし、初心者でも簡単にドレスコードがわかっちゃう方法が3つあります。
簡単にわかっちゃう3つの方法
- 同伴者や経験者に確認する。
- ラウンドするゴルフコースのサイトをチェックする
- 電話やメールでゴルフコースに直接問い合わせみる。
では1つ1つ解説してきます。
1.同伴者や経験者に確認する
コレが一番簡単ですね。
「ゴルフデビューするんだけど、どんな服装をすればいいの?」
「初めてのゴルフコースなんだけど、ドレスコードって厳しいの?」
と一緒にラウンドする人や経験者にサクっと確認できます。会社の上司でも取引先のお客様でも「すいませんが、〜」ってな感じでいけちゃいます。
2.ラウンドするゴルフコースのサイトをチェックする
コレも難易度低めで確認できちゃいます。
例えば福岡在住時代に行ってた〈小郡カンツリー倶楽部〉のサイトを見てみると、下記のようにエチケット・マナーの欄があり記載しています。
難点をいえば、ゴルフコースによってはサイト上の「どこにあるの?」って場所に書かれてたり、記載すらしてないコースもあったりします。書いてないと判断できないので、困ります。(読みすすめると解決策も提示しています)
3.電話やメールでゴルフコースに直接問い合わせみる
もう最終手段です。直接問い合わせてみましょう。
例えば千葉県にある〈かずさカントリークラブ〉はドレスコードの記載が「よくある質問」の中にありました。やっと見つけたと思ってクリックしてみると、回答は「問い合わせください」です。。。初心者には不親切ですね。
まぁでも問い合わせたら回答はもらえる、一番めんどくさい度は高いですが、正解が求められる方法です。
ゴルフラウンド時の服装の基本
「ゴルフはマナーが大切!」なんていう割には、ラウンドするゴルフコースのサイトを見ても記載されてないなんてヒドイですよね。ホント初心者には優しくないです、ゴルフの服装マナーって。
そこで同じドレスコードがあるレストランを例にして、シンプルにします。ゴルフコースにも格式高い高級店と一般的に普及した大衆店の2種類があると理解してください。
その2種類に対応したゴルフのドレスコード《フォーマル》と《カジュアル》があると考えます。この2つの視点を理解すれば、ゴルフの服装マナーでもう悩むことはありません。
まずはこの2種類を理解してください。
フォーマル例
《出典元:湘南カントリークラブ『ドレスコード』より》
- 襟付きシャツが基本ですが、冬場はハイネックなどはOK。
- 東京オリンピック2020の会場予定の「霞ヶ関カンツリー倶楽部」は「半袖シャツの下に長袖のアンダーウェアの重ね着も不可」と明記。厳しいですね。。
- 超絶厳しいところだとハイソックを着用。
- また全体的に迷彩柄などもNG例としてあげられています。
- 女性の場合は露出の多い服装はフォーマル・カジュアル問わずNGです。
カジュアル例(フォーマル時と違う点)
- 推奨は決してしませんが、ズボンの上にシャツを出していても特に注意されません。中にしまうのがベターですが。
- 「半袖シャツの下に長袖のアンダーウェアの重ね着」、たくさんいます。逆にNGとしているコースの方が少ないのでは。プロゴルファーでも見かけますしね。
- さすがにハイソックじゃなくてもOKです。ハーフパンツにくるぶしが隠れるくらいの短い靴下の方、たくさんいます。
- 迷彩柄な人います。そもそもゴルフウェアや用品として売られています。
ゴルフ場への行き帰りの服装の基本
フォーマル例
《出典元:湘南カントリークラブ『ドレスコード』より》
- 俗にいうジャケパンスタイルをしていればOK
カジュアル例(フォーマル時と違う点)
- そもそもラウンドする服装でOK。汗をかかないシーズンでは多くみられます。
また来場時にはラウンドする服装、帰宅時には着替えて帰るというパターンも多いです。 - スニーカーでもOK。そんなに気にしないです。
カジュアルでもNGな3ダメ
襟なし(Tシャツ・トレーナNG)・ジーンズ・サンダルは、絶対ダメ
カジュアルの場合、極論ですがこの3ダメさえクリアしておけばOKです。
ゴルフの服装マナーは理解したけど、実際のところは?
服装マナーの基本《フォーマル》《カジュアル》を理解したところで、実践編です。この2種類の簡単な見分け方やボクの体験談をまじえて解説します。
服装マナーの《フォーマル》《カジュアル》の見分け方
こんなゴルフ場はフォーマルを
- 楽天GORAやじゃらんゴルフから申し込めないゴルフコース。
- メンバーの紹介や同伴がないとラウンドできないゴルフコース。
- プロのトーナメント開催コース。
- ラウンドするのに2万円以上かかるコースも要注意。
この4つに1つでも当てはまれば、名門・格式高いゴルフコースの可能性が高いです。なので《フォーマル》な服装をした方がベター。初めて行くゴルフコースの場合はチェックしてください。
服装マナー、ボクの体験談
正直、格式高い名門コースなんてでラウンドしたことありません。基本は楽天GORAなどから予約できる1万5千円以内のコースなので、ラウンド時も行き帰りも《カジュアル》な服装をしています。今まで一度もゴルフコースからも、1人予約時の同伴者やメンバーさんからも注意されたこともないですし、入場を断られたこともありません。
正解かどうかはわかりませんが、ボクの実体験から断言します。
「2万以下のゴルフコースならだいたい《カジュアル》でOK」です。そしてカジュアルでもNGな3ダメは守る!これでだいたい問題しです。
ただ1万円後半くらいのコースになってくると、少し雰囲気が変わってきますので観察してみてください。ジャケット着用率も高くなりますし、客層もなんとなく上品な感じでした。
また以前、宮崎シーガイアのホテルに宿泊したとき、名門「フェニックスカントリークラブ」が隣接してました。もちろんラウンドはしてません(笑)。ホテルの部屋の真下に「フェニックスカントリークラブ」のコースがあり、ラウンドしたいなーと思いながら窓から眺めてただけでした。
ホテルに出入りする際、ゴルフを楽しんできた人たちとも遭遇したのですが、完全ジャケット着用。やはり格式ある名門コースは違いますね。
服装マナーを守ったゴルフ格安コーデ
では、ゴルフウェアってどこで買えばいいの?って疑問がわいてくるころだと思います。
「ゴルフ5」や「ヴィクトリアゴルフ」などの専門店で買えばOKなのですが、ぶっちゃけ高いです。
様々なゴルフメーカーが出していますが、なんでこんなに高いんでしょう。。。ゴルフクラブや練習代・コース代でお金かかるのに追い打ちをかけてきます。
そこでオススメは「ユニクロ」です。
ゴルフウェアは全身ユニクロでOK
超オシャレしたい人やお金持ちの人はスルーしてください。
できるだけコストを抑えてゴルフウェアを揃えたい人は下のユニクロの一択です。
実はユニクロ、いまスポーツウェアにチカラを入れてます。
ゴルフでは世界のトッププロであるアダム・スコット選手をグローバルブランドアンバサダーとし、様々商品を展開しています。
《ユニクロ》トップアスリートと共同開発したウエアを、 すべての人に。
Uniqlo Uを創出するパリデザイナーチームがアダム・スコット選手のスペシャルメイクアップを行い、アダム選手がモットーとする「looking good, feeling good, playing good」を最高の形で表現しました。
すごいですよね。ボクもユニクロを愛用しています。最近はワークマンプラスでのゴルフコーデも人気です。
もちろん全身ユニクロでも全く違和感ないですし、上着だけはちょっとお高めのブランドものを購入し、パンツはユニクロってゴルファーもたくさんいます。
ゴルフで安くオシャレするなら帽子がワンポイント!
お金かけたくないけど、人よりオシャレしたいって方もたくさんいると思います。そこでボクからの提案は帽子です。
ゴルフ用品店に並んでるキャップやサンバイザーってカッコ悪いですよね。特にサンバイザーなんて意味不明ですよ。直射日光が脳天直撃で、日よけや安全面でもまるで意味がないです。
オススメしたいのは《ハット》です。
まだまだゴルフコースにおいて、ハット人口少ないです。年配の方が多ですし。全身ユニクロでも帽子がハットだとアクセントになり、他のユニクロゴルファーと差別化できます。ぜひ帽子にお金かけてみてはいかがでしょうか。
ゴルフの服装マナーの注意すべきシチュエーション
ドレスコードの《フォーマル》《カジュアル》やお金をかけないコーディネートなどを説明しましたが、1つだけ注意点があります。
それは仕事関係です。
ゴルフはスポーツであって、それが楽しい趣味であろうが競技志向であろうが大差ないんですが、「仕事」ってフィルターが入ると少し意味合いが変わってきます。
相手を不快にさせないことへのバランス感覚が求められる
もちろん普通のラウンドでも必須項目でありますが、仕事関連になると少し意味合いが違います。
- お客様がカジュアルなのに、自分は超フォーマル。→お客様に恥をかかせる
- 会社内のコンペでみんなカジュアルだけど、自分だけ超カジュアル。→お偉いさんから目をつけられる
上記のような例がかんたんに想像できます。TPOに応じてバランス良い服装をしてください。職場でもゴルフでも仕事はTPOですね。
【まとめ】マナー違反しないためのゴルフ場での服装
服装マナーの復習ポイント
- 服装マナーには《フォーマル》と《カジュアル》がある。
- 実際のところ《カジュアル》な感じで、だいたいOK。
- ただ《フォーマル》のところもあるが、見分け方は簡単。
- ゴルフウェアのコスパ最高はユニクロ。お金かけるなら帽子の一択!
- 仕事関係のラウンドはTPOに準じた服装を。
以上となります。上記のポイントを押さえれば、全く問題ありません。
ぜひラウンドを楽しんできてください。
またマナーシリーズとして、ゴルフカートの基本マナーも解説しています。合わせてお読みください。
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【ゴルフカート】基本マナーと初心者でもすぐできるスマート行動6選
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